端午の節句のならまし

 
■いつごろから     ■五月人形を飾るのはなんのため

江戸時代から続いているならわしです。
男の赤ちゃんが生まれて初めて迎えるお節句を初節句といい、5月5日の端午の節句にお祝いします。生まれたばかりの赤ちゃんが丈夫にたくましい男性に育つよう願いを込めてお祝いする行事です。

   

鎧や兜を飾ることは武家社会から生まれた風習です。身の安全を願って神社に奉納したしきたりに由来します。現在は交通事故や病気から大切な子供を守るという願いを込めて飾ります。
鯉のぼりは江戸時代に町人階層から生まれた節句飾りです。鯉は非常に生命力の強い魚です。その鯉が急流をさかのぼり、竜門という滝を登ると竜になって天に登るという中国の伝説の登竜門にちなんでいます。

■人形はだれがおくるの     ■お返しはいつまでにやるの

お嫁さんの実家から贈るのが普通ですが、現在は可愛いお孫さんのために両家で折半することもあります。
お仲人さんや親戚、友人は金太郎や桃太郎などの人形、鯉のぼりを贈るのが一般的です。

   

お祝いの日から1週間以内にしたいものです。お子さまの名前で内祝いとしてください。お返しの品はちまきを使うのが普通です。お赤飯や紅白の角砂糖でも良いでしょう。

■飾ったりかたずけはいつやるの     ■お祝いはどうするの

お節句の十日から二十日前に、遅くても1週間前には飾りたいものです。人形の購入や配達の依頼は大安にこだわる必要はありません。むしろ混雑する大安や日曜祭日を避ける方が賢明です。
かたづけるのはなるべく早めにしましょう。遅くとも五月中旬までに天気の良い乾燥した日にかたづけましょう。

   

本来は五月五日の節句当日ですが、前の日の晩、これを宵節句といいますが、両家の両親やお祝いをいただいた方、普段親しくしている方達をお招きします。端午の節句にはお母さんの心づくしのごちそうでお祝いしてください。

■菖蒲はなんのため      

端午の節句と菖蒲は切っても切れないものです。菖蒲は昔から悪鬼を払うといわれ端午の節句に使われています。
家の屋根や軒先にさしたり、お酒にひたして菖蒲酒として飲んだりします。また、菖蒲枕といって枕の下に敷いたり、お湯の中に入れて菖蒲湯にして入ります。いずれも身体に悪い気がつくのを防ぐという意味から使われるならわしです。